三井倉庫株式会社
三井倉庫 BRANDING PROJECT
三井倉庫って、どんな仕事をしている会社だと思いますか?
その社名にもあるように、世間のイメージは三井系列のいわゆる「倉庫会社」です。しかし、本当の姿は、陸・海・空を網羅するグローバルな総合物流企業なのです。そのギャップを埋めるために、ブランディングプロジェクトは発足しました。
まず着手したのは、企業のビジョンとミッションの策定、そしてコーポレートタグラインの開発です。三井倉庫が社会に対して何を約束していくのか、そのためにひとりひとりが何をすべきなのかを明確にした上で、コミュニケーションツールの「会社案内」、インナーツールの「ブランドブック」の制作が始まりました。
日本全国に広がる三井倉庫グループ各支店、倉庫を訪問し、社員の方々に取材を実施。延べ150名の声をもとにして、三井倉庫という会社が持っているDNAを浮き彫りにし、50ページを超えるブランドブックを完成させました。
新しい三井倉庫のイメージをつくる上で、大きな役割を果たしているのが、イラストレーターの起用です。今回、制作をさせていただいたブランドブック、会社案内、webサイトでは、カラフルなイラストによって従来の倉庫会社にはない世界観をつくりだし、未来へ、そして世界へはばたく三井倉庫の姿を描きました。
なお「ブランドブック」は第41回 日本広告写真家協会公募展「APAアワード2013」広告作品部門で入選、「年鑑 日本の広告写真2013」に掲載されています。
Behind the Scenes
三井倉庫というブランドをどのように表現するか。
ブランドブックのビジュアル作りは、物流の現場に近づき、社員の皆さんの姿をドキュメンタリータッチで切り取ることから始まりました。
写真は、港湾事業。ガントリークレーンと呼ばれるコンテナ貨物の積み卸し用クレーンにいっしょに昇らせていただき、地上40メートルの高さから仕事風景を撮影しています。
社員の皆さんにとってはなにげない風景を、写真のチカラで1枚1枚ドラマチックに描き出しています。
取材にはじまり、撮影のためのロケハン、ロケだけでも、費やした時間は延べ2週間近く。現場で皆様には多大なるご協力を賜りましたことを、心より感謝いたします。
Client | 三井倉庫株式会社 |
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Year | 2012 |
Credits | Art Director:加納彰 |
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