Mission
ムーンスターは、“コミュニティブランド”へ
2019年12月、ムーンスターの社員のみなさんと約1年かけて考えたブランドメッセージ「使われてこそ価値のあるものをつくりたいと思っています。」が発表されました。そこには、ムーンスターと価値観を共有する仲間が集い、暮らしを楽しんでいる様子が描かれています。145年つづけてきたものづくりを通して、暮らしを豊かにするものとはどういうものなのかを考えていく。そんなコミュニティが集まれる場所をつくれないだろうかと思いを巡らせました。
Idea
“使うこと”について読者と一緒に考えていく場所
ていねいな発信ができて、誰でも簡単に覗きに来られる場所として、更新型のオウンドメディアを制作しました。名前はIn Use。『使われている』という意味。そして、副題として「“使うこと”を考える」と付け加えました。In Useは、ムーンスターの価値観を「ものづくり」「佇まい」「長く使う」「つながる」という4つに凝縮し、それぞれの価値観ごとにコンテンツを届けていくメディアです。トップページでは、靴のインソールに使われている生地にシルクスクリーンで言葉を刷った背景と、ソールのゴムを使った背景が、ランダムに表示され、ムーンスターのものづくりの一部にふれることができます。撮影は栗田萌瑛さん。コンテンツ内のイラストは三平悠太さん。
Result
作り手と使い手がつくっていくメディア
靴は使われてこそ価値がある。あくまでも使う人が主役。ムーンスターの思想は、「ものを使うこととは?」「暮らしを豊かにするものとはどんなものなんだろう?」という問い=テーマにつながります。こういったテーマを仲間に共有し、深め、一緒に考えていく。その過程で、ムーンスターの靴のこと、大切にしていることもていねいに伝えていく。In Useは答えではなく、場所。これから、様々なコンテンツを通して作り手と使い手がつながり、みんなで育てていけるメディアとなれば幸いです。
Client | 株式会社ムーンスター |
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Year | 2020 |
Credits |
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