株式会社そごう・西武
わたしは、私。
2021|希望のリスト
コロナ禍、お客さまと百貨店をつないだ、1枚のレシート。
西武・そごうは、「想像以上の提案で、お客さまに発見を。」という企業理念を持った百貨店です。新型コロナウィルスが猛威を振るった2020年の経験をどう捉え、お客さまと、百貨店で働く従業員一人ひとりに、どんな発見を届けたのかをお伝えします。
Mission
百貨店には、踏ん張る理由がたくさんある
2020年、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言と休業要請により、百貨店は営業自体できない日々が続きました。そんな中、迎える2021年。感染者数に歯止めはかからず、いつもより重くて苦しい新年がやってきます。こういう時、何を言えば世の中とコミュニケーションが取れるのだろうか。見えてきたのは、「百貨店には、踏ん張る理由がたくさんある。」という視点でした。
Idea
新型コロナウィルスが、奪えなかったもの
どこにも行けない。誰にも会えない。あらゆるイベントは中止。そうした状況であっても、緊急事態宣言開けの百貨店には、お客さまの姿がありました。感謝はもちろんですが、新型コロナウィルスが全てを奪ったとしても、人には奪えないものがあるのではないか。そこで、おそらく史上最も売り上げが落ち込んだであろうこの年に、人は何をどれくらい買ったのか。販売数を算出してもらいました。その数字の一つひとつを見ていきながら、私たちは、人の心のしなやかなしぶとさを感じました。この奪えないものを、なんと表現すればいいのか。
Result
欲しいモノがある、それは希望だ
お買い物を通して、人は、心を動かしている。未来を考えている。それは、希望なんじゃないか。そうやって、販売数の中にある希望をひとつずつ言葉にして、全てを1枚のレシートに込めました。百貨店という業態はこれからますます変わってゆくはずです。けれど、1枚のレシートを見て、向こう側にあるお客さまの喜びや楽しみといった感情を想像する力は、これから先も必要とされるはずです。元日に新聞広告が出て、動画と共に認知されていったこの仕事は、SNSで人から人へと伝わり、TVをはじめとするあらゆるメディアで取り上げられてゆきました。
Data
総視聴回数
53万回
2022年3月現在
アワード受賞数
18
国内/海外
Client | 株式会社そごう・西武 |
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Year | 2021 |
Award |
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Credits | Executive Creative Director/Copywriter:島田浩太郎 Senior Creative Director/Copywriter:上島史朗 Art Director:加納彰 Copywriter:山際良子 Planner/Copywriter:宗政朝子 Creative Producer:松井徹 Account Executive:河西きよら |
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