株式会社ムーンスター

MOONSTAR JIYUGAOKA Maple St.

ブランドの起点となる旗艦店の拡張

Mission

MOONSTAR JIYUGAOKAの活動の幅を広げる

2022年にオープンしたMOONSTAR JIYUGAOKAhttps://www.frontage.jp/work/20220827_moonstar_jiyugaoka.htmlは、"人、地域、文化のつながりの中で生きるコミュニティブランド"を目指す起点として、「ムーンスターの価値観に共感し、その価値観を一緒に育んでいくコミュニティ」と「ムーンスターがものづくり・商いの過程で関わるコミュニティ」の2つのコミュニティとつながりを深めてきました。店舗でのお客様とのコミュニケーション、靴の展示・販売以外の様々な活動を通して、暮らしを豊かにするものとはどういうものなのかを考えていく中で、この活動の幅を広げることができないか。考えていくことになりました。

Idea

徒歩2分の場所に、新たな「使い方の余白」

自由が丘は、都心や横浜からすぐの場所にありながら、駅から少し歩けばすぐに住宅街が広がる、暮らしのそばにある街です。銀座から自由が丘に越して来たのは、ムーンスターが人の暮らしのそばで活動をしたいと考えたからでした。

自由が丘に旗艦店を構えてから約2年の間に、都心から目的を持って来てくださる方に加え、地域に住まれているたくさんの家族や高齢の方にも立ち寄っていただける場所として育てていただくことができました。しかし、数百タイプを超えるムーンスターの靴をすべて展示・販売することはスペースの関係上困難なため、せっかく足を運んでいただいても、足に合う靴が置いていないと仰る方もいらっしゃいました。そこで「使い方の余白」というMOONSTAR JIYUGAOKAのコンセプトはそのままに、その役割を拡張させることになりました。条件は、MOONSTAR JIYUGAOKAに近く、なるべく自由に使えるスペースが確保できることでした。結果として、徒歩2分の場所に、新たな「使い方の余白」をつくることができました

今回も建築・設計はアリソン理恵さん(一級建築事務所ARA)。共同設計に岡野愛結美さん(KONTE)。そして什器製作の多くの部分をムーンスター久留米工場の技術チームに依頼。靴のテキスタイルとゴムで暖簾を製作するなど、新しいことにも取り組みました。撮影は栗田萌瑛さんです。

Result

自由が丘で、ものづくり、商い、活動の中で育っていくもの

MOONSTAR JIYUGAOKAMOONSTAR JIYUGAOKA Maple St.は、異なる店舗ではなく、ひとつの店舗。数百あるムーンスターの靴を全て置くことはできませんが、より幅広く、より多くの方の足と暮らし方に合った靴を、実際に履いていただけるようになりました。また、Maple St.では、建物が持つ特徴的なスペースの形状を活かして、イベントやワークショップなど、靴の展示・販売以外の様々な活動を行っていきます。ムーンスターのものづくりを通して、暮らしを豊かにするものとはどういうものなのかを考えていく。この活動を、自由が丘で、みなさんと一緒に深めていければと考えています。

Client株式会社ムーンスター
Year2024
Credits

Director:淺井勇樹

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