Mission
純正ごま油を「炒め油」から「調味料」へ
発売から56年を迎えた、かどやの純正ごま油は、その長い歴史の中で、主に「炒め油」として広く認知・使用されてきました。一方で、ごま油100%の“純正”ごま油は、その香りの高さから、「調味料」として活用することもできるという特長を持っています。
私たちに求められたのは、ごま油を「炒め油」だけでなく「調味料使い」もできるというパーセプションチェンジを起こし、よりたくさんの人に、よりたくさんの純正ごま油を使っていただくための施策です。
Idea
名画「牛乳を注ぐ女」へのユーモラスな現代的オマージュで、調味料使いのイメージを醸成
炒め油としての印象が強いごま油が、調味料として新たな認知を獲得するには?
ごま油と調味料使いとの距離感を一気に縮めるために、調味料使いを想起させるような強いフォーマットを活用しようと考えました。そこで、多くの人が一度は見たことがあり、ネットミームとしても浸透している、ヨハネス・フェルメールの代表作「牛乳を注ぐ女」に乗せて、いろいろな料理にごま油を“ちょい注ぎ”する様子を描くことにしました。
また、原画では無表情な絵画の中の女性が、ごま油を注いだ後に、あまりの香ばしさに思わず微笑んでしまうというシーンを入れることで、ごま油100%であるがゆえの香り高さを表現しました。
このWEB動画をフックに、ごま油をちょい注ぎしてほしい3つのカテゴリー、「丼」「刺身」「麺」に合わせたSNSプレゼントキャンペーンも実施。特設WEBサイトにて、ごま油をかけて完成する時短レシピを公開しました。
Result
純正ごま油の調味料使いへの発見と浸透につながるたくさんの反響
SNS上では、キャンペーンへの多数の参加と共に「卵かけご飯にごま油やってみよ」「お刺身にはかけたことなかったです!絶対美味しい!次はかけます」「動画をみて、私の知らない世界があった!という気分になりました」など、たくさんのコメントが寄せられました。
純正ごま油が、実は多様な料理に合うということ。そして、ごま油100%ならではの香りの高さが、いつもの料理を本格的な味にしてくれること。“ちょい注ぎ”をユーモラスにコミュニケーションすることで、その両方をお伝えすることができました。これからも、まだまだ知られていない純正ごま油の素晴らしさを伝えていきたいと思います。
『AdverTimes.(アドタイ)』に掲載されました:
https://www.advertimes.com/20240802/article469436/
Client | かどや製油株式会社 |
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Year | 2024 |
Credits | Creative Director:淺井勇樹 |
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